サイトメニュー

観察メモを用意

看護師

確率はしていないが

自傷行為には直接的なものと間接的なものがあります。様々な種類がありますが、病院にかかるときには、基本的に精神科を受診します。どの種類の自傷であっても、もともと言葉で伝えることが苦手な人が多いので、病院を受診する前には、医師などの治療者に伝えたいことをメモしておくとスムーズです。自分が傷つける場所はどこなのか、傷の様子はどうか、そして、どのような方法で行うのかなどを、できれば本人が自分自身を観察しながらメモすることが大切になります。傷つける場所に関しては、服で隠れない部位を傷つけているのであれば、より深刻だということが判断できますし、方法に関しては、清潔なカミソリを使うのか、ボロボロのカミソリを使うのかなども細かくメモしておくことで解離の疑いなども医師が判断できるようになります。ほかにも、行為に及ぶときにどのような感情があったかや、衝動を起こしてから実行に移すまでの時間がどれぐらいあるのか等もメモしておくと診察しやすくなるので大切です。そして、痛みを感じるかどうかやその時のことをどれぐらい覚えているかどうかなども、振り返っておくことも重要になります。さらに、間接的な自傷の場合、摂食障害や物質乱用、依存なども考えられるため、食行動の異常はないのかやアルコール、抗不安薬など物質を摂取していないかどうかも重要な項目です。加えて、ピアスやタトューなどを急にたくさん入れたりしていないかなども考えてみます。こうしたものは、行動記録といいますが、初診の際はもちろん、治療中にも役立つのでメモを取っておくことが大切です。自傷行為はリストカットのように直接的に自分を傷つける行為が一般的です。もう一種類、一見して自傷行為には見えないものもあります。ゆっくり時間をかけて、結果的にじわじわと自分を傷つけてしまうタイプです。この種類に該当する場合には、アルコールや薬物依存、摂食障害のような行為がみられます。どちらのタイプであっても、その行為を止めること自体が治療のゴールではありません。それは、むしろを危険である場合があるからです。自傷する人は、それ以外の時間は死に関する考えに支配されていることが多いです。そのため、強制的にやめさせることで、より死を考えるケースもあります。実際の治療法に関しては、ガイドラインなどがあって、確立しているというわけではありません。しかし、基本的には、行為を誘発する原因を特定して、状況を改善するためのカウンセリングや認知行動療法などの心理療法をおこなうことが多いです。そして、置換スキルなどの対処法の指導や、顕在化している症状への治療が中心です。さらに、やむを得ず、入院治療が必要になることもあります。加えて、多くの医療機関で、特に摂食障害を伴う自傷の場合には、行動制限療法が用いられています。ただし、行動制限のみを行うと、反対にリスクが高まることも多くなります。そのため、ほかの心理療法を与わせて行うことがほとんどです。具体的には、受診前に作成した行動記録のような自傷日誌のようなものを書いたりして、トリガーとなる部分を見極めて事前に回避できるように支援していきます。